ホームレス大学生

麒麟の田村さんのお兄さんが書いた本です。「ホームレス中学生」を読んだとき、このお兄さんはどんな人だろうと興味を持っていたので思わず買ってしまいました。この本で、お母さんが、若くして亡くなり、お父さんが行方不明になって、公園で生活していたことや、周りの大人たちの協力で一緒に暮らせるようになったこと、お父さんと再開したこと、天国のお母さんへの思い、兄弟の絆などが、鮮明に描かれています。
実は、私も13歳で父を亡くし、そのときは家計を助ける為に中学卒業後、すぐに働こうかと真剣に考えていたことを思い出しました。現在、いろんな方の助けのお陰で、今日、歯科医師になることができて毎日本当に感謝しています。
また田村家の兄弟構成と、うちの兄弟構成が同じで私も長男ということで共通点も多く、共感できるところがたくさんありました。
私は、父が亡くなった時、本当にどうしようと思いましたが、母や妹や弟との絆、たくさんの方々の暖かい助けがあって今の自分があると思います。
田村家のように公園で寝泊りしたことはないので、今思えば、恵まれていたなと思いました。
最近、毎日のように身内の中で起こる暗いニュースを目にします。
見るたびに本当に切ない想いに駆られます。生きていくには、本当に辛く厳しい世の中になりましたが、田村家のように家族の絆と周りの人たちの暖かい応援があれば、乗り越えられることがたくさんあり、田村家の兄弟のように嬉しい再会や楽しい出来事が待っていると思います。
また困っているときに助けてもらった経験は、感謝の気持となり、そのことを次に伝えていける人たちが増えていくと思います。
そんな明るい世の中になってほしいです。
ホームレス大学生を読んで、感謝の気持ちを再認識することができました。
田村さんありがとう。

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