セルシーへの思い

13年前、セルシーの人通りの多さに一目ぼれして縁を感じて開業させていただきました。

3階の見えない場所にもかかわらず多くの患者さんに来院していただきました。

この場所で引退まで診療させていただく覚悟でがんばってきました。

しかしながら、耐震不足の問題で、現実的にセルシーで続けることが難しいと感じるようになりました。

診療をしながら、セルシーとの交渉、物件探しは過酷でありました。

そんな中で6月18日の地震が発生し、移転が現実的なものとなりました。

セルシーとの交渉ですが、私は地震発生後、とても誠意をもって一生懸命動いていただいたと感じております。

もしかしたら、診療室を失うかもしれない不安がありましたが、地震後の調査、一部危険な部分の撤去や補強など、迅速に動いていただいたおかげで3週間で再開することができました。

退去に関しましてもセルシーの弁護士様からは、現状セルシー建て替えの具体案が本当に決まっていないことやオーナー様がこの土地でこの規模の建て替えるためのいろんな調整をしている途中であるということをとても誠意ある正直な言葉で説明を受け、患者さんやスタッフの安全を最も優先させるため、十分納得のうえで円満に退去させたいただくことになりました。

多くの患者さんと出会わせてくれたセルシーにはとても思い入れがあり、オーナー様や管理の方々にはとても感謝していいます。

9月20日をもってセルシーでの診療を終わるのはさびしい思いがありますが、10月からの移転先はとても近いので、次のセルシーがどのようになっていくのか楽しんでみながら、診療させたいただきたいと思います。

9月20日の間、セルシーを思いながら、丁寧に診療したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA